皆さんこんにちは、Kyokoです。
もはや定番化?のビッグシルエットトレンド
楽でかわいくていうことなし♡
なが~い丈、たっぷりの幅…
洋服の中で身体が泳ぎまくる、ビッグシルエットがトレンドになって久しいです。
『彼のシャツを借りてきちゃった♡』みたいなダボっとした『彼シャツ』も、指先だけがちょこんと出る『萌え袖』も、ずいぶん定番化してますよね。
ボディラインを出さなくてもコーデが決まるのでラクチン♪
とくにここ2年感のリモートワークやおうち時間には、リラックス感がちょうどいい、と感じる方も多かったのではないでしょうか?
骨格タイプで明暗分かれる…
しかしこのビックシルエット。かっこよく着こなすのは意外と難しい💦
身体のラインを見せずに、布をたっぷりまとうと、気太りしたり、着られたようになったり…。
配色や、手首・足首などを見せたりして抜け感を出さないことには、もっさり・ほっこり一直線です。
(実際、流行し始めの2017年ころのファッション誌では『ほっこり回避には!?』的な特集も多かった…。もうみんな慣れちゃったので、最近見ませんが(^^;))
骨格タイプでいえば、上半身も下半身も大きなシルエットはナチュラルさんのみが着こなせるもの。
ジャストサイズが得意なストレートさんには、上半身を大きくすると着ぶくれしてあか抜けないリスク、タイトなシルエットが得意なウェーブさんは重心が下がったり着られたようになるリスクがありました。
骨格タイプ別の、楽~に素敵に見えるシルエットについて詳しくはこちらをどうぞ
怒れる骨格ウェーブ民
この長引くビッグシルエットトレンドに、友人の骨格ウェーブさんは、
『なんで最近の服は老いも若きもこんなに丈長いの!?アオザイなの?(# ゚Д゚)』
と怒り心頭。
アオザイって(笑)
いや、まてよ。なんならアオザイの方が上半身はフィットしているような…。
2021年こそビッグシルエット終焉か?
終わる終わる詐欺もようやく終わる?
そんなビッグシルエットトレンド、もう5年以上トレンドが継続しております。
実に2018年ころから『来年にはビックシルエット終わる?』と言われ続けているのです(^^;
メンズファッションのプロ、MBさんは2018年時点でこんな記事を出してます。
記事の中でMBさんは、海外コレクションなどの潮流をもとに『最低でもあと2年は続く』と分析されています。2018年時点の2年後は2020年…過ぎちゃってますね(^^;
なぜこれほどビッグシルエットのトレンドが継続したか。実は、消費者が試着をしなくなったことが原因とされています。
2010年代後半ごろからインターネットで洋服を買うことが当たりまえになり、サイズ感を細かく確認しなくても大丈夫なビッグシルエットはとても都合のいいトレンドであったのです(売る側にとっても、買う側にとっても)。
加えて2020~2021年はコロナ禍でSTAY HOME。いよいよショップへ行けなくなりましたし、リモートワークが進むにつれ、かっちりしたスーツやジャケット等、フィット感のある服を着る機会も減少。そして長きにわたるおうち時間で、多くの人はちょっとボディラインが緩み…(^^)/
ますますビッグシルエットが定着していったというわけです。
海外コレクションは転換を試みてきた
この間、海外コレクションやハイブランドがずっとビックシルエット推しだったのかというと、そんなことはなく。一言でいえば、新しい流れをおこそうとしたけど起きなかった、という感じでした。
もともとは2019~2020年に、ストリートからクラシカルへ、ブカブカからピタピタ転換しようとの試みがありました。しかし、コロナでうまくいかず…
2021年も、デイリークローズにまで影響を与えるほどの変化はなく…。
やっぱね、外に出る・人に会う機会が限られている中で、『オシャレしよう!!新しい服を買おう!!』って欲は中々出てこないですよね~。
作り手側も、そんな着る側の事情を察し在庫を抱える勇気もなく、手探りの期間だったと思われます。
2022SSコレクションに見る、トレンド転換
そしてコロナワクチンも普及した2022年SS、各地でコレクションが2年ぶりにリアル開催されました!!いよいよアフターコロナだ~というポジティブムードのもと、大幅なトレンド転換がみられます。
まず丈!思い切ったマイクロミニが席巻!
台形ミニスカートって久しぶりに見たかも…。左のシャネルにエビちゃんOLっぽさを感じるのは私だけでしょうか。白にピンクにサラサラヘア、バービー人形のようです。
(そういえば、当時Barbieってブランドもありましたね。懐かしや。骨格ナチュラルさん鬼門のデザインばかりでしたが、持ってましたし着てました(笑))
アフリカンテイストのパターンでも、つややかなリアルレザーでも、やっぱりマイクロミニ。
きゃ、脚線美を準備~~!!
ボディラインの強調や肌見せも多くみられます。
意外なところがカットアウト(切り抜き)されているものから、水着か下着のようなものまで。様々な肌見せが見られました。
…緊張感ある春夏ファッションになりそうですね。
それからアフターコロナの明るい気分を強調するビビットカラーが目立ちました。
ふんわり優しい春の色ではなく、強くクリアな色。
引き続き人気のグリーンの他、セルリアンブルー、カナリアイエロー、プラムパープルにオレンジと色相は様々です。『着たい色で目立っちゃおう!』みたいな、ポジティブな意気込みを感じます(^^)
全体的に着丈もボリュームもコンパクトに。デザインはシンプル&クラシカルに。
しかし色柄は賑やかに。磨き上げた肌を素敵に見せつけながら着こなそう!、という明るいムード。
『自分軸で、無理なく心地よく』ではなく、『人に見られて、見栄もはってナンボ!』みたいな(笑)
いやおうなしに心躍ります♡
(しかし肌見せは正直焦ります…(笑))
パリコレの様子は、ファッションカメラマンのシトウレイさんのYouTubeでも伝えられています☆
ご興味のある方はぜひどうぞ~。
海外のトレンド転換の、デイリーブランドへの影響については次ページへ(^^)/
コメント