皆さんこんにちは、Kyokoです。
突然ですが、「なんか私、いつもおんなじ格好してない?」って自分のおしゃれにマンネリを感じることはありませんか?「今年は○○を着よう!」なんて思っていたのに、結局いつもとおんなじ感じに戻っていたり。
私もこの夏はアースカラーにチャレンジ☆なんて言って、最初は楽しんでいたのですが、結局最近はオールブラックやオールベージュコーデに落ち着いて来ていて。
(黒が好きなんですよね~…)
この夏したいスタイルを語っていたころの記事はこちら
結局のところ、着ていて自分らしくいられるコーディネートって、そんなにコロコロ変わるものじゃないですよね。
そんな自分が好きなスタイルを洗練させることがアラサー以降の大人のおしゃれの楽しみだよな~と思っていたところ、とってもおすすめな本を見つけたのでご紹介します!
これを読めば、自分のスタイルを探し、深めるヒントになる、そんな1冊です。
「一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート」
集英社のファッション誌で活躍するスタイリスト、村山佳世子さんの著書。
いわゆるスタイリストさん本なのですが、ほかの本と比較して際立ってご本人が目立たない本です。
ご本人の着用写真もあるんですけど、置き画が圧倒的に多い。ご本人の愛用品、良く行くアドレス、美容法なんてのも載っておらず、あくまで主役はコーディネート。
というのも村山さんは、とっても職人気質。
ファッション誌が与えるテーマや制約(読者層、スポンサー等)に合わせてコーディネートを組むことをストイックに25年やり続けた大ベテラン、職人気質というか、まぁ職人なわけです。
そんな村山さんが、一生もののおしゃれについて初めて語ったのがこの本です。
ファッション誌はトレンドを伝え、また次のトレンドを追うのが使命。村山さんは職人としてその使命にこたえるべくコーディネートを組んで組んで組みまくり(私の中ではもはや巨人の川相選手のようなバント職人のイメージ、ってわかりにくいですね(笑))、そして、
一生ものと呼べる服は確かにあって、それは、
出所:村山佳世子「一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート」
自分のファッションスタイルを確立することで、
めぐりあえるものだということ。
と気づいたとのこと。
バントの神様ベテランスタイリストがたどり着いた”一生ものと呼べる服”って、気になりませんか?
だって、これまでありとあらゆるトレンドを見て、素敵に提案し続けてきた人ですもの!そんな人が一生好きなスタイルとは!?って、私は引き付けられちゃいました(^^)
本では10のルールが章ごとに紹介され、1ルールにつき10のコーディネートが掲載されています。これがね~とってもおしゃれなんですよ。
1着1着はそれほど凝ったデザインではないけど組み合わせにハッとさせられるというか。シルエットのきれいさ、色合わせの美しさや華やかさ、なにか洗練されているんですよね。
あ、アイテムは凝ったデザインではないけれど、上質なものが多いですね。セリーヌやらシャネルやら、ブランド小物も色々出てきます。でもアイテム数はそんなに多くなくて、上質で自分好みなものをいろんな場面でなが~~く使いまわすのが本当に得意でいらっしゃるんだと思います。
ここではコーデの写真をそのまま載せることはできませんので、私が特にいいなと思ったルールとその理由、それから村山さんコーデの雰囲気まねっこコーデをご紹介します。
Rule3:実はデニムは古くていい
私が特にいいなと思ったルールは、Rule3「実はデニムは古くていい」。
常に最先端のおしゃれを提案するのが宿命のファッション雑誌は、いつだって、”デニムこそ最旬に更新すべき”というスタンスを取っています。もちろんそれは間違いではありません。(中略)
ただ昔は、スキニーが流行っていたらスキニーを、ワイドが流行っていたらワイドと、最旬のデニムをはいていないと恥ずかしいというか、おしゃれ好きの人だったら街を歩けないくらいの空気があったのに、今はなんだってあり。スキニーが流行っていたってワイドを、ハイライズが流行っていたってローライズをはいても、その人が素敵に見えればいいんです。
出所:村山佳世子「一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート」
もうこの冒頭の文章に、まったくもって大賛成!
その理由は大きく2つあります。
得意なものだけ、はけばいい
まず、アメリカ産のデニムは日本人にはもともと難しいアイテムだから、自分が得意なものだけはけばいいと思っているんです。
長い脚(特に膝下)と、小さな膝と、立体的なヒップがあれば、スキニーもワイドもフレアもテーパードもローライズもハイライズもなんでもござれかもしれませんが、モデルでもない限り難しいなぁと。
だから、自分が一番スタイルが良く見える形や素材感にとことんこだわったほうがいいと思うんです。
これについては骨格診断がとても役に立ちます。各タイプの体型の良いところと弱点をカバーするデニムを選べば、確実にスタイルアップできます☆
骨格は年齢を重ねても、体重が増減しても変わらないので、一生もののデニム選びの指針になりますよ。
👇Shinzoneのデニムを骨格タイプ別におすすめしています👇
好きな感じで、はけばいい
デニムって、いろ~~~んなコーデができるアイテムだと思うんです。
全身マニッシュでもよし、甘いアイテムに照れ隠しのように合わせる甘辛MIXもよし、背伸びをして買ったブランドものを自分に引き寄せるために合わせてもよし、やや老けて見えるきれいめアイテムに合わせ若々しく見せるのもよし…
でも、きっと普通の大人は、全部はいらないはずです。
せいぜい、上に取り上げた内の1~2パターンのコーデができれば十分なのではないでしょうか。特に仕事ではデニムが履けない人とかね、週に1回着るか着ないかのデニム、ワンパターン上等です。
なので、デニムのコーデの好きな感じを決めてしまい、延々アップデートしていくのがらくちんだし、洗練への近道ではないかと思います。
村山さん曰く、自分にとってベストなデニムは近くにいるかもしれないとのこと。
もしあなたのクローゼットに、ずっと手放せずにいるデニムがあるとしたら、それがあなたにとっての、ベストな一本です。古いデニムだとしても、自信をもってはいてください。
出所:村山佳世子「一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート」
それから、デニムは努めてきれいめにコーディネートした方が良い、とも。
多くの人は、デニム=カジュアルと思いがちですが、デニムの着こなしが失敗する一番の原因は、コーディネートをカジュアルに作りすぎてしまうことなのです。
出所:村山佳世子「一生もののおしゃれが身につく10のルール100のコーディネート」
だから、本にのっているコーデにはあえてTシャツとスニーカーを合わせていないそうなんです。なるほどね~
対して、私の普段のデニムコーデ、Tシャツやらスポサンやら合わせちゃっていますね(笑)これだとちょっとカジュアル過ぎるのかな…。
まねっこコーデ
いつもよりきれいめなデニムコーデをやってみたくて、いいなと思ったコーデをまねっこしてみました。本の35ページに乗っている、022のコーディネートです。
TOP:Deuxieme Classe
DENIM:Shinzone
SHOES:DEIMILLE
BAG:BERGE
SKARF:母のおさがり
村山さんコーデはリーバイスの501に白シャツ、革の黒いトートと赤いカーディガン、黒いビットローファーを合わせていました。
色合わせはそのまま、私はバッグは黒いショルダー、赤いカーディガンはスカーフ、靴は黒革のヒール靴で代用しました。
バッグのボリューム感が減り、足元がヒールになったので、本のコーデよりはちょっと女っぽく転んでしまいましたが、これはこれでいいかも♡
デニムに赤が相性がいいって、王道だけど実はやったことがなかったし!
でもやっぱりローファーで合わせたいなぁと、試しに茶のローファーを合わせてみましたが…
確かに力が抜けた感じになっていいんだけど、コーデの色数が5色になり、ちょっとまとまりが悪い💦
やっぱりここは黒いローファーがないとなぁ~(-“-)
欲しいものが次から次に…
え~、この本の困ったところはですね、こんな風に物欲が刺激されることです(笑)
でも、物欲も正しく認識すると、スタイルづくりに役に立ちます!
やり方は簡単。
- いいなと思ったコーデに付箋を貼る
- まねっこしてみる(もしくは妄想する)
- 足りないものを洗い出す
- 複数コーデに共通して足りないものを考える
これで上がってきたものは、自分の好きなスタイルを支える柱になる有望アイテム。投資する価値はかなりあるのではないでしょうか?
ちなみに、わたしがいいなと思ったコーデで、共通して足りないな~と思ったものは
- 黒のビットローファー
- 革の大きめトートバッグ(黒orえんじ色)
- ベージュのシンプルなニット
- キャメルのAラインのボトム(フレアスカートorワイドパンツ)
- ダンガリー生地のビッグシャツ
でした。わぁいっぱいw
ベージュ×黒、キャメル×黒、ベージュ×キャメルの配色のコーデに惹かれていて、そこにえんじ色と水色を挿し入れたいみたい。小物は革の大人っぽさと、マニッシュさがあるものが気になりました(*’▽’)
ちょっと気が早いけれど、秋冬にむけたお買い物の一つの指針にしたいと思います。
***
いかがでしたでしょうか。
「いっつもおんなじようなコーデでマンネリだな~」
「でも変わったものを買って着ないのはもったいないな~」
なんて悩みがあるならば、自分が好きなスタイルをとことん深めるのがよいと思います!
(このブログでお伝えしている骨格診断タイプ別の似合う・似合わないも、結局自分が好きなスタイルで素敵に演出するためのツールだと思っています)
人気スタイリストさんの洗練コーデからこれだと思うものをまねっこして、スタイルづくりに役立ててみてはいかがでしょうか?
ではでは
Kyoko
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