仕事はあるよりない方が幸せ、子どもはいない方がいるより幸せ
ずばり、結果はタイトルの通りでした。
全体では「子なし専業主婦」⇒「DINKS妻」⇒「子あり専業主婦」⇒「ワーママ」の順で幸福度が高いそうです。
チャートにするとこんな感じ。☆が幸福度が高い順を示します。
ちなみに補足すると、夫の収入の多さの影響を受けないよう、統計的に処理しているとのことです。
「専業主婦は比較的夫の収入が多く、裕福だから幸福度が高いはず」という推論は成り立たないことになります。
この結果をどう受け止めるか?
皆さん、ぶっちゃけ、この結果をどう思いますか?
私自身は、初見では「まぁそういうものかな~」って感じだったのですが。
よくよく考えてみると以下の2点が気になりました。
- 子どもも仕事も「ない」方が幸せ
- 子どもの有無のほうが、仕事の有無よりも幸福度に大きく作用
1.子どもも仕事も「ない」方が幸せ
一言でいえば、多くを持たないほうが負担も少なくて幸せってこと??という発見した気分です。
私のこれまでの人生は、
九州のド田舎からゴリゴリ受験勉強して上京し、
せっかく新卒入社できたホワイト企業を「成長実感が少ないから」という理由で30前に辞め、
バリュー出して時間単価高めてなんぼ!みたいなコンサルティング業界にわざわざ足を突っ込み、
上司との面談で「あんまり頭良くないよね?(半笑い)」みたいなことを言われ、
あ~~~ん、ちがったかも~~~~、こんな意識高いのもう無理かも~~~~( ;∀;)
と諦めかけているくらいなので(笑)、
何かを目指して達成することの楽しさはそれなりに知っているものの、
正直、これはこれでうなずけるかも、と思いました。
仕事も育児も、と、余りに多くの負担がのしかかり、いつも時間に追われていれば、余裕のなさから幸せを感じにくいのは容易に想像できます。
実際、職場のワーママの先輩は、
「いつも上司からのプレッシャーと時間に追われ、旦那さんが相当育児参加していても間に合わず、週四でベビーシッターをお願いし、何とか回っている。子どもの成長もたくさん見逃しているし、何してるんだろうって思う‥ここまでやるのはおススメしないよ!」
とおっしゃっていました。
(大丈夫です!土台の優秀さが違うし、そこまできっとできません!!!と心の中で思ったことは言うまでもなく(笑))
だから、「DINKS妻」から「ワーママ」にメタモルフォーゼしたら、忙しくて大変だろうな~幸福度も下がるかもな~
という不安はやっぱりありますね。
一方で、自分が体験していないのでしっかり想像できないのは、「子なし専業主婦」の、多くを持たず負担が少ない=幸福度が高い状態です。
まーでも、上司からの仕事のプレッシャーも、お客様に振り回されるストレスも、次はあれやらなきゃこれやらなきゃといった時間に追われている感じも好ましいものではないので、あるよりはない方が全然いいのかな?
個人的には、ありすぎるよりはない方がよいけど、程よくあるぶんには構わないかもな~なんて思いますが。
むしがいいですかねぇ…。
2.子どもの有無のほうが、仕事の有無よりも幸福度に大きく作用
こっちはこっちで気になります。
子どもは可愛い、子どもを産んでみたい、家庭を築き上げたい…etc
大なり小なりそういう思いがあった結果生まれた子どもを育てることは、どうやら仕事よりも既婚女性の幸福度を棄損するらしいのですから。
この図の横軸(子ども:あり<なし)は、専業主婦の妻も、働く妻も、子どもを持つことによってどちらも幸福度が下がっていることを示しています。
いや、図の表わすところそのままなんですけどw
でも、これって改めて考えるとすごいことですよね。
私も含め、不妊治療を経て子どもを持つ人だっていっぱいいるのに。
万障繰り合わせて妊活して子育てして、それで幸福度が下がるのか~。うーん…
また、仕事の有無よりも子どもの有無のほうが幸福度を押し下げる、この点も気になりますよね~。
個人的には、
結婚後に妻が仕事をするorしないは、本人の希望と家族の意見が一致している限りは、どちらであっても自分(妻)の望む生活が叶っている状態なのかなと思うんですよね。ならば幸福度はどっちもそれなりに高くても不思議はない。
仕事がある方が幸福度が低いのは、プレッシャーや時間のなさによるものですかねぇ。
本当は仕事したくないけど働かないといけない、という状態の人もいっぱいいるのかな、想像の域を出ませんね…。
そしてこっちはもっと想像にしか過ぎないのですが、
「DINKS妻」が「ワーママ」になって幸福度が下がるのは、仕事は面白いのに子育てが始まったことによって何もかもが中途半端になるから嫌!!!と感じかな、と。
「子なし専業主婦」が「子あり専業主婦」になって幸福度が下がるのは、これまでに比べたら負担が増えるから??
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